記事のもくじ
- 入門英文とは?
- ①【対象】どんな人におすすめ?
- ②【内容】中身はどんなかんじ?
- ③【期間】どれくらいで終わらすべき?
- なぜこの教材を使うべきなのか
- ①今まで学習した文法を読解で使えるようにする
- ②前から前から訳すクセをつける
こんにちは。桝形学習教室の室長の山川です。
当教室では中学生から高校生まで幅広く通っていて、
大学受験目指して毎日対策をしています。
「入門英文問題精講」はどの生徒も英語を学習する時に使います。
だいたい高1になって英文法が終わったらすぐ取り掛かるかんじです。
この記事を読んで、あなたもぜひ精読力を付けてください。
一部難解な文を除いて9割近くの英文を読むことができるようになります。
英文読解の基本中の基本がこの教材で学べる
入門英文とは?
2019年に4訂版になった教材です。
以前のブログ記事でも紹介しましたが、英語を学習する受験生全員に使ってほしい必読の書です。

中身は「精読」が学べるものとなっています。
70題近くありますが、全て解き切る必要はありません。
1文か2文程度の短文を日本語訳していくいく、という流れです。
主語が長くなっていたり、訳しにくい箇所があったりします。
文型を見極めながら、正しく日本語訳していき、どの文でも訳ができるようすることが目標です。
①【対象】どんな人におすすめ?
対象は特に高1、高2の受験生におすすめです。
高3の人でも長文読解がどうしても苦手、、という人も当てはまります。
- ①高校英文法が終わっていない
👉【対象外】まず英文法の教材を1冊終わらせよう - ②長文読解をこれから取り組む
👉【対象!】この教材をじっくり取り組もう - ③過去問やハイレベルの長文を既にやってる
👉【対象外】実際の正答率に合わせて柔軟に対策をしていこう
②に当てはまる人が対象です。
英語の対策の進度は学年にあまり関係がないので、
英文法対策が早めに終わって高1生もぜひ取り組んでほしいです。
全受験生が精読教材は1冊やるべき
②【内容】中身はどんなかんじ?



教材の内容はこんなかんじ。
解説のページはこのようにとても丁寧にかつ分かりやすくまとめてくれています。
問題の冊子と解説の冊子で分かれていて、
教材としても非常に使いやすいデザインとなっています。
安心して、精読の練習をしてください。
また、無料の動画もこの教材にはついてきます。
しかも、著者の竹岡先生自身の解説!
とても丁寧にゆっくり解説してくれます。これが無料なのでほんとすごい。
初めて教材を使ってやっていく人は不安に感じるかもしれませんが、
動画から見てスタートするとかなりとっつきやすいと感じるでしょう。
英語 入門問題精講シリーズ|専用ウェブサイト
旺文社の英語 入門問題精講シリーズ専用ウェブサイトです
👆教材に付いているパスワードを入力すると10回分ほどの解説動画を閲覧可
動画を見てモチベを上げる
③【期間】どれくらいで終わらすべき?
早い人で2ヶ月。ゆっくり解いて4ヶ月くらいというところ。
- 精読が得意な人
👉約2ヶ月(教材の2分の1ほどを解く)(4題/週ペース) - 精読が得意な人
👉約4ヶ月(教材全て解く)(4題/週ペース)
だいたいの目安はこんなかんじです。
でも、速くかつ量を解くことが良いというわけではありません。
勘違いしないでくださいね。
精読は1題を20分から30分かけてゆっくり解くのが良いです。
文型が理解できていて、日本語がちゃんと前から把握できているかが大切です。
ただ、70題全てを解く必要はありません。
1文訳が8割方正しく訳せていて、
日本語としても違和感をあまり感じない訳にできているかが大事です。
学校の先生や塾の先生に定着度を確認してもらって、
OKとなったら最後までやりきらずに、この教材を終わらせてしまってください。
講習期間+通常授業で約1シーズンで終わらすのがベスト
なぜこの教材を使うべきなのか
この教材を使って学んでほしいことは、
「文法を長文読解で使えるようにする」「前から訳すクセをつける」
この2つです。
この2つのことをしっかり終わらせていなくて、
長文読解をスタートさせてしまっている人がほんとうに多いです。
雰囲気でなんとなく読んで、長文読解することはできます。
しかし、少し難易度が上がったり、自分の興味がない話になると、
とたんに正答率がガクンと下がり、自滅していきます。
基本は大切。
精読をまだやっていない人は間違いなくこの教材をやってから、
読解に取り組むようにしてくださいね。
①今まで学習した文法を読解で使えるようにする
英文を訳す時に英文法の知識は必ず使うことになります。
分詞が分かっていなかったら “-ing” という表現が出てきたとき、
「現在進行形」か「動名詞」か「分詞」なのか区別がつかないでしょう。
このように、英文法が分かっていないと、
そもそもの英文自体を訳すことができなくなります。
今まで学習してきた英文法を英長文で正しく使えるように、
この教材を通して学ぶことができます。
まとめると、英文法を一つ一つの単元で分けるのではなく、
ちゃんと応用する力を養うことができるということです。
文法は長文を読むために今まで学習をしてきた
②前から前から訳すクセをつける
もう一つ大切なことがあります。それは、
後ろから訳すのではなく、前から訳すクセをつけることです。
これも高校に入って長文問題を扱うようになってから、
よく先生から言われることの1つです。
中学の頃や高1,2の教科書の和訳になると、後ろから訳しても問題はありません。
一方で、受験英語となると時間との勝負です。
そのため、前からどんどん訳していかないと、時間も足りませんし、
文そのものの把握も非常に遅くなってしまいます。
英語は前から前から意味を取るもの
まとめ: 英文を正しく読めるようにまずこの1冊をじっくり取り組むべき
ざっとまとめてみました。
この教材の必要性が少しでも伝わっていたら嬉しいです。
英語の学習の順番は主に4つに分けられます。
精読教材は2番目でまだまだ基本を固める段階です。
この次の速読、過去問演習につなげていくためにもしっかり学習してほしいです。